過保護でごめんな。



白雪姫はお姫様ではなく、城下町に住む女の子。

外の世界を知らない王子様は、どこからともなく聞こえてくる歌声を楽しみに毎日暮らしていた。その声の持ち主が、城下町で働きながら歌を口ずさむ白雪姫。

王子様の母親は、王子を惑わせる声の主が白雪姫だと突き止め始末しようと森へ追い込む。

森で行き場を失くした白雪姫は、小人たちに出会う。

しかし小人たちは盗賊で、王子は彼らを追っていた。



「つまり白雪姫と王子様は、すでに出会っていたの。そして小人たちにより引き寄せられ運命の再会をするのよ。どうかな?」

少し自信ありげに話す私とは正反対に松野は冷静だった。


「ハナちゃーん、戻って来なさーーい。」

「何よ、説明下手くそとか言わないでよ。自覚済みだから。」

「まず漫画の読みすぎだし、なんかむず痒い。」

「いい案だと思ったのにな・・・。」

しょんぼり席に着く私を、隣の萌が慰めてくれた。


「俺はいいと思うけどな。ハナの考え。」

そう言ってくれたのは青山君だった。