過保護でごめんな。



保健室でお兄ちゃんと話す。養護教諭の細川先生がホットミルクを入れてくれた。


「電車が遅延起こしていて、」

遅延の話と車内で起きたことをゆっくり話す。途中から細川先生が背中をさすってくれた。


「さっきのアイツが助けてくれったってこと?」

「さっきのアイツ?」細川先生が疑問符を強調して聞いてくる。

「校門の前までハナを送ってくれたんですよ。」

「さっきの人にお礼もう一度言えば良かった。」

「今度会えるさ。」

「とりあえず今日はここで休んだら?」

「先生良いんですか?」

「ええ、もちろん。」

「ハナ、今日はここで休んでろ。帰りはタクシー呼んで帰れ。」

「分かった、先生ありがとうございます。」

「細川先生、よろしくお願いします。」

お兄ちゃんは昼休み終了を告げるチャイムが鳴るのと同時に保健室を出た。


「とりあえずベッドで横になってる?」

「はい、」

ベッドで横たわってから眠りに就くまで、そう長くは掛からなかった。