「お兄ちゃん、いい加減お風呂覗きに来るのやめてよね!」
お風呂から上がり、髪も乾かさないでリビングにいるお兄ちゃんのところに行った。
「小さい頃は一緒に入った仲だろう。」
「小さい頃と今を一緒にしないで!」
「それにお前の裸見たって、襲う気も起きないから大丈夫だよ。」
妙に冷静なお兄ちゃんにひどく腹が立った。
「もう本当に最低っ!お兄ちゃんなんか一生童貞のまま死んでしまえ!!!」
ドスドスとわざとらしく音を立てながら部屋に戻った。
「おい!俺は童貞じゃないからな!勘違いするな!」
後ろから聞こえるお兄ちゃんの声も無視した。
本当にムカつく!!!
お兄ちゃん童貞じゃないって言ってたっけ?
え、お兄ちゃんの元カノなら把握してるのに、誰だろ。
ちょっと、ストップ。今わたし凄く気持ち悪いこと考えてた。
そんなことを考えていると、さっきの出来事なんて、すぐに忘れてしまっていた。


