翔亜side 「はぁ・・・はぁ・・・」 目の前にいるのは心配そうな顔をする成宮くん。 見つけてくれたんだ、あたしを。 それだけでも心が温かくなる。 そう思っている間にも呼吸は苦しくなる。 「ごめん、成瀬」 その声とともにあたしは暖かさに包まれた。