「あー、計画狂ったなぁ」 龍が悔しそうに言う。 「計画って?」 「………せっかく、サプライズでプロポーズしようと色々考えてたのに」 そんな考えてくれてたの? でも、 「充分嬉しい!!」 私は龍に飛び付いた。 「里桜がいいって言ってくれるならいいや」 龍は私を抱き締めた。 龍の腕の中が一番落ち着く。