太陽、今、聞かないって言った?
なんで……
「朝も言っただろ。満月が言いたくないことなら、言わなくていい」
「……太陽は、気にならないの?」
私が、何を隠しているのか。
何を秘密にしているのか。
どうして、嘘をついているのか……
「なるに決まってるだろ」
「あ、そうですか」
即答だった。
でも、と続けられた声に、私は太陽の方に視線を向ける。
太陽は、強い意志の感じられる光をその瞳に宿して、ただ真っ直ぐに、私を見つめていた。
「それで満月が傷つくなら、聞かない方がマシだ」
サラリと言われた言葉に、胸がざわめいた。
真っ直ぐで、強くて、目をそらしたくなるぐらい眩しくて。
名前の通り、みんなを照らしてくれる太陽みたい。
闇の中で生きる、私や彼とは違う。
あぁ、でも、今だけは……


