キョトン、とする2人にわたしもキョトン。
あれ?このこと言ってなかったっけ。……まぁ今言えばいいか。
「BCMではdollって名乗ってる。さっき電話がきて、マナさんのお店で会うことになったの」
「BCM!!?」
ガタッと立ち上がって、かな兄が驚愕の表情を隠そうともせずに私を見る。
隣にいる音兄も眉を寄せて怖い顔だ。
「ほら、前に私じゃない白猫が暴れてて、私が捕まったことあったでしょ?そのときの白猫を名乗っていたのがサチ」
なんでも私と一度話をしてみたかったらしいよ、と言ってみるけど。まぁ信じられるわけないよね。
なんとなく気まずくて、意味もなく手遊びをする。
「……そいつは、大丈夫なのか?」
「サチ?うん、少なくとも私の敵じゃないよ。私のことBCMに黙っててくれたみたいだし。それに……」
多分、サチは私に自分を見てる。
私の行動で、自分がどうするのかを考えてるような気がするから。


