「私が勝手に行動しちゃって、太陽にもみんなにも迷惑かけちゃって。挙げ句の果てにこんな怪我までして……自業自得ですよ」
思わず苦笑をもらすと、私の手が温かいものに包まれた。
「満月のせいじゃない……俺のせいだ」
ぎゅっ、と強く握られた手。
苦しそうに眉をひそめて目をふせる。
あぁ、また自分を責めてるんだろうな。
「太陽のせいじゃないよ?」
もともとは私を狙っていたんだし、むしろ太陽たちがとばっちりをくらったんだよ。
……言えないけど。
「ちょっとちょっとお二人さん。ざっくりすぎてよく分からないって」
「そうよ。もっと詳しく話しなさい」
「あぁ」
口を開いて説明しようとした私に、太陽はその口を塞いだ。
「んぅ……っ」
「満月は黙ってろ。俺が説明する」
んー……確かに太陽の家族だし、太陽に任せた方がいいのかも。私はここでは部外者なわけだし。
分かった、と伝えるためにこくこくと頷くと、太陽は私の口を塞いだ手を離してくれた。
「満月は……刃物で刺されて、退院したけど一人暮らしだと不便だからここに連れてきた」
さすが太陽、簡潔な説明。
私には絶対無理だな、と心の中で思った。


