「あらあら、太陽やるわね〜」
「大胆だよねぇ、オレたちの前で」
あ、そういえば春花さんと暁さんがいたんだった。
ふ、不覚……
ちょっとドキッとした私に対して太陽は落ち着いていた。
いや、落ち着いていたというより……少し不機嫌?
「なんでお前がいるんだよ」
「酷いなぁ。ここ、オレの家でもあるんだよ?」
ニッコリと笑う暁さんの顔を見て太陽は顔をしかめる。
どうやら太陽は暁さんのことが嫌いらしい。
「ね、満月ちゃん」
「え?」
ぽん、と後ろから肩を叩かれて振り向くと、暁さんの顔がすぐ近くにあってびっくりしてしまう。
「満月から離れろよ」
不機嫌な声に前を見るとそこには太陽がいて。
なんでそんなに機嫌悪いの……
「えー、別にいいじゃん」
ニヤリと笑った暁さんは、腕をゆるゆると私を抱きしめるように動かす。
どうしよう。
車椅子に乗ってるから振りほどけないし、まして太陽のお兄さんならなおさら……
「あ、満月ちゃんいい匂いするね」
「え、そうですか?」
丸一日寝てたからお風呂入ってないし、むしろ臭いと思うんだけど。
「おぉ、こわ。そろそろ離れないと本気でキレられちゃうな」


