「にしても…あいつらのシスコンは治んねぇのなー」
「ふふっ、ね?」
しばらくかな兄と音兄のシスコンぶりについて話していると乱暴に扉が開く音がした。
「っ、満月!」
「み、みぃちゃぁ〜、ぐぉっ!!」
「莉都、抱きついたらあかん!満月の傷に響くやろ!!」
「満月ちゃん!」
「満月!」
ぞろぞろと……いきなり部屋が明るくなったな。
というか、莉都と朱雀がなんかデジャヴ。
どっかの誰かもあんなことしてたなぁ。
「おぉ、お前ら。遅かったな」
「えぇ!なんではたちゃんがこんなところに?」
莉都が目を丸くして聞く。
でも普通の一般常識で考えても、担任がいるのはおかしくないと思うんだけど。
「まぁお前らに用事があってな」
「用事?」
あれ、大ちゃんそんなの言ってたっけ。
「京野、こっち来い」
「………?」
くいくい、と大ちゃんが太陽を手招きする。
不思議そうな顔をして近寄る太陽を、大ちゃんはいきなり殴り飛ばした。
「……っ!?」
「「「太陽!!」」」
「太陽くん!」
「大ちゃん!?」
太陽は勢いに踏ん張れずによろけて部屋の壁にぶつかる。


