「ね!みぃちゃん今日も屋上行くでしょ?ボクいっしょに行こうと思って待ってたんだぁ」
「そうだったの?」
「うん!」
特に用事もないし、行かなくていいかなぁ、と思ってたけど。
「…じゃあ、行こっか」
莉都がそう言うなら行こうかなぁ、と思う私は多分、莉都には弱いんだと思う。
莉都と屋上に向かっている間も女子からの視線は常に私に向いていた。
というかさっきより視線を感じるよ……莉都がいるからか?
莉都の話に曖昧に返事をしながら(半分くらい聞き流していた。ごめん莉都)ようやく屋上に着いた。
扉を開けると太陽と涼がいて、蒼介と朱雀はまだ来ていないようだった。
「涼くん、太陽くん。おはよ〜」
「莉都、おはよう。満月ちゃんも」
「おはよう、涼」
朝から爽やかだな、涼は。
莉都とは違う意味で癒される。
「涼たちはいつもここにいるの?」
「んー、たいていはね」
授業出ていないのか。
それで成績は大丈夫なのかと思ったけど、まぁ頭良さそうだし涼は大丈夫かな。
あと太陽も。
「満月ちゃん何か飲む?」
「私はいいよ」
「ボクはオレンジー!」
はいはい、と言いながらオレンジを渡す涼は、きっとみんなのお母さん的存在なんだろう。


