―――――――――――――――――― 「なんだったんだ……あの女」 「僕達のこと知らないって、珍しい子だったよね」 くすくすと笑う茶髪の人。 「……おい、涼(リョウ)」 「何?」 「あいつのこと、見つけて連れてこい」 すると茶髪の人……涼は楽しそうに笑った。 「太陽(タイヨウ)が興味を持つなんて珍しいね。了解」 「あぁ……これから楽しくなりそうだ」 そして二人もその場を離れた。