「いきなり止まってどうしたの?」
金髪イケメンの後ろからもう一人ダークブラウンの落ち着いた髪色をした人が出てきた。
こちらも、まぁ、結構なイケメンさんで。
「……女に当たった」
他に言い方はないのか。
と、思わず心の中で突っ込みを入れてしまった。
はぁ、とため息をついて私は立ち上がる。
「そっか。ごめんね、大丈夫?怪我とかないかな?」
ダークブラウンの髪の男……通称イケメン2が心配そうな顔をして聞いてくる。
「大丈夫」
本当はお尻痛いけどね。
「よかった」
女の子が一目で惚れてしまいそうな優しい笑顔。


