いつも通り、普通に4限まで授業をうけて、俺は帰る支度をしていた。
担任と少し話してたから、遅くなってしまったけど。
すると、純が猛スピードでB組に入ってきた。
「悠斗、大変だ!」
「何だよ、そんな焦って。」
「杏里ちゃんが、階段から落ちた!」
杏里が…落ちた??
俺は、走って階段へ向かった。
丁度2階のところで人だかりができていた。
「杏里、杏里?!しっかりして!」
人だかりの真ん中からは、そんな女子生徒の声が。
俺は、人だかりをかき分けて、杏里の元へ急いだ。
「杏里っ!」
杏里の手にはガラスが刺さっていて、大量に出血していた。
「おい、お前、先生呼んで来い!」
俺は、杏里の友達のような人(日向乃)に言った。
「は…はいっ!」
ソイツは、職員室の方へ走って行った。