それから、少し杏里をいじってると、チャイムがなって、各自クラスに戻った。
また更に可愛くなってんじゃん、杏里。
てか俺、杏里と話したの2年ぶりかな?
なんか、すごい新鮮だったな。
朝のHRがおわると、純が飛んできた。
「おい、悠斗!おまえ、杏里ちゃんとどういうつもりだよ!」
うっせぇな、純は。
「ただの幼なじみだよ。幼稚園から今まで一緒なだけだって。」
「さっきは、同中だったって言ったじゃんかっ!」
女子並みにうっせぇよ。
「同中なのはかわりねーだろ。幼なじみってゆうのがめんどかったんだよ。」
「なにぃー?!ほかに、なんか接点は?!」
「家が隣同士。そんだけ。」
ほんとしつけぇなっ!
「家が隣同士?!うらやましすぎるぞ、おまえっ!」
うるせえやつ。
俺は、軽く聞き流しながら純の話を聞いてた。
そんなにうらやましいか、杏里の幼なじみってのは。