桜ヶ丘高校の王子様




悠ちゃんは、A組までついてきてくれた。

「ありがとね、悠ちゃん!」

「おう。じゃ、帰りも迎えに来るから。」

「了解、じゃーね♪」

私は、悠ちゃんに手を振った。

「あ、待って。」

悠ちゃんは、私の手をつかむ?

「ん?」
悠ちゃんの顔が耳元まで近寄ってきた。


ドキッ。

「髪おろしてるのも可愛いよ。」

ボソッと言った悠ちゃん。

そして、何か大人っぽい笑顔でB組へ行ってしまった。


やばい!
顔から火がでそうだよ!

ドキドキしたぁ…。
でも、何か嬉しいかも。