「杏里、帰ろっ!」 帰りのHRが終わると、日向乃は私の元へ。 「うんっ!」 私と日向乃は、何気に帰る方向が同じで、一緒に帰ってる。 私たちは、まだ1年生だから、最上階の5階で、玄関まで遠いんだ…。 しかも、私の学校は、階ごとの階段が直線になってて、長い。 踊り場というものがないんです。