新撰組〜現代の忍がタイムスリップしちゃった⁉〜

土方「まあいい。で、お前はどこからきた?なぜ血まみれなんだ?」

「話す必要がない。それに言っても信じな…伏せろっっ」

全員「!!!!!!⁉」

ドスッザシュッ
手裏剣や苦無が床や壁に突き刺さった。

「チッ、相手は忍か…ダリィな。」

全員「は…?お前が相手すんのか?」

「当たり前だ。オイ、テメェら、何もんだ?」

忍「フッ、我らの気配に気づくとは…。おもしろいヤツがいるものだ。だが…これはどうかな?」

ドスッザシュッビュッ

「甘いっ!なんだ…こんなもんか。ならば、こちらからいくまで。覚悟っ!」

奈津は、一瞬で周囲にいた忍を斬った。

忍「…!!!!!!⁉我ら風魔を一瞬で斬るとは…みな、引くぞっ」

「ふん。ザコばっかだな…
オイ、あんたら怪我ないか?」

沖田「え、えぇ…。ありませんよ。それより、奈津さん強いんですねぇ。」

「強い?私が?あんなの普通だろ。」

原田「あれで普通なわけねぇ!!!!!!」

永倉「あぁ…あり得ないくらい強ぇ。」

藤堂「もしかしたら、ここの誰より強いんじゃない?」

土方「だろうな。おいお前、いったいなにもんだ?」

「言っただろう。貴様らに答える必要はない。」

土方「テメェ…答えなければ斬るぞ。」チャキ…

「斬りたければ斬ればいい。ただ、殺るつもりもないのに刀を向けるな。時間と労力の無駄だ。」

土方「っ!」

「殺るのか?殺らないのか?殺るならさっさと殺れ。同じ死ぬにしても、どうせなら殺られるほうがあとが楽だ。」
奈津は、刀をつかみ首に突きつけた。

近藤「トシ、刀をしまいなさい。奈津さんと言ったかな?…話してくれないか…?」

「(ほんとにお父さんみたいだな…)
分かった。話す。信じるか信じないかは、あんたら次第だ。
私は…約150年後の未来から来た。」

全員「はぁぁぁぁ?」