喜右衛門「幸はん、これとこれそこの店に持って行ってくれるやろか?」
奈津(またか…あれ以上なかなかしっぽださねぇな。)
「ええですよ?ほな、行ってきます。」
喜右衛門「…なんや怪しいなぁ。ちょっと、後つけてみてくれるか?」
男「…承知。」
奈津「はぁ…えーと、次は…。つーかいつになったらあいつら動くんだよ。まじダリィ…。」
「とゆーかさぁ?桝屋から、私をつけてる方?気がついてるから出てきてくんない?相手してあげる。」
男「チッ、やはりおまえ、密偵だったんだな。どこの密偵だ?答えろ。」
奈津「んー?あいにく、あたしはあんたなんかに答える気なんてサラサラないから。知りたかったら力ずくできな?ここんとこ、ずっとあんた達が動かないから、飽きてきたんだよねー。ストレス発散させて?」

