新撰組〜現代の忍がタイムスリップしちゃった⁉〜




奈津「はあっ、すんまへん!助けておくれやす。新撰組に追われてんのや。はぁっ、お願いやっ。うちは捕まりとぉない!」

桝屋「⁉︎はようこっちに。」

桝屋はいきなり着物が乱れた娘が駆け込んで来たのに驚いた様子だったものの、奈津を奥に匿った。


沖田「おいっっ!こっちに娘が駆け込んで来なかったか⁉︎」

奈津が駆け込んでから10分ほどたって、沖田が桝屋にやって来た。

桝屋「はて。娘言うてもなぁ。どないな娘で?それにうちはずっとここにおりましたけど、誰も来いへんかったで?」

沖田「本当だろうな?嘘だったら容赦しない。」

桝屋「そないなこと言われましてもなぁ。ほんまに誰も来てへんよって。…お侍さん、用はそれだけやろか?せやったら、はよその物騒なもんしもて、帰っておくれやす。商売の妨げになりますよって。」

沖田「ああ。邪魔をした。」