「沢木?」 音ちゃんといたら……杉山君はもっと笑うのかな……。 もっと楽しくお話するのかな……。 もし、私が音ちゃんだったら……。 っ……何で……こんなことしか考えられないの? こんなこと考えたくないのに……どうして……! 「沢木、お前本当に大丈……」 杉山君が言いかけた……その時。 ちょうどチャイムが鳴り響いた。 「じゅ……授業が始まるから行くね!」 「あ……おい、沢木!」 ……私はまた逃げるように杉山君の前から去った。