昼休み。 俺がいつもの場所へ行くと、すでに音羽が座って待っていた。 「あ、先輩」 そして俺を見つけると本当に嬉しそうに笑う。 そんな一つ一つの仕草が可愛くて仕方ない。 「それで?どうしたんだ?」 俺はイスに座りながら早速尋ねる。 音羽は少しだけ躊躇った後、意を決したように口を開いた。 「先輩!」 「は、はい?」 「やっぱり部長って大変でしたか?」 「……は?」 部長? 何でまた部長?