それから、2人でクラスのことを話していると、あっと言う間に私の家に着いてしまった。 下校中、教室での、あの切ない佐々木くんの表情が表れることはなかったことに安心する。 「今日は本当にありがとう。」 改めてお礼をいい、私たちはまた明日、とどちらともなく手を振り、別れた。 「ただいまー」 「おかえりー」 二階から弟の声がする。 私は手を洗い、自分の部屋へ行きドアを閉めると……、 その場でしゃがみこんでしまった。 「ふぅー…。」