真っ赤になった朱莉の耳元に


囁く。




「もっとあっち行こ」




返事を待たずに


ちょっと岩場になってる方へ歩いた。





2人で岩場に腰掛ける。




繋いだ手は離れることを知らない。





「さっきごめん。人いるのに抱きしめて」


「ううん…嫌じゃ…なかったから。」


「そか…」





いつもなら絶えることない話題が


今は出てこない。





沈黙と潮の香りが


2人を包む。