人魚姫、人間になる。


「魔女は2人いる。1人は、ロクな魔女じゃないが、お前はもう1人の魔女に人間にしてもらってくれ。」


私は、少し安心した。

でも、魔女が2人いたなんて…

どっちにしても、魔女とか怖いし、しかも…なんで!?

「なんで、私が人間に??」

「人間は、最近私達の事を捕まえようとしているらしいんだ。他の民に言うと、混乱を招くから、お前と、この城のものだけにしか言えん。だから、お前にこの仕事を託そうと思う。お前は美しい。人間達は、美しいものには弱いから、お前はぴったりだ。」


…知らなかった。

私があれほど恋い焦がれていた人間達が、私達を捕まえようとしているなんて…


あまりのショックに、私は呆然としていた。