私は竜都くんの方へ寄っていく。

まるで竜都くんの声に

惹き付けられていくように…。





「なぁに?」




スッ

手を引かれてソファに座らされる。






「あまり、他の奴等に触らせるな。」



「え…?」






竜都くんの手が私の頭にのびてくる。

顔が近づく。





拒めなかった…。






気付いたら私たちはキスをしていて…

竜都くんの瞳は悲しげだった。




優しいキスだったけど、

虚しいね。







「…………………

う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」




ちょ!

まっ!き、キスだよぉぉぉ!!


「あ、あの、え、えとぉ…

き、今日は帰ります!!!!!!!!!!!!!!////////」





私の顔はおそらく真っ赤だろうな…。




は、恥ずかしい…っっっ。







それから家に帰っても

あの光景が頭に残っていて

寝るのに苦労した………。