うわぁ。
すごい嫌そうな顔された…。
「っっ。そんなに嫌?
私が花園入りするのっ!」
「いや。そう言うつもりではない。
ただ…。覚悟はしておけよ。」
覚悟………?
「どういうこと?」
「君はしばらく噂の的になるからな。
ましてや君は庶民だ。
庶民が花園入りするのはとてもまれだからな。
心構えしておくと良い。」
そういうこと………?
っていうか…………
「ちょっと!竜都くん!!!
あんた自分で俺のことは竜都って
呼べとか言っといて私のことは
きみ、きみってなんなの!?
私はゆ、め、み!
ちゃんと名前があるの!」
本当に失礼しちゃう!!
すると竜都くんはキョトントした顔で
こちらをしばらく見て…。
「クッ、ッッハハハ!!
悪かったな、夢実。
お前は…本当に飽きない。」
うわぁー。
笑ったぁーーー。
見とれてしまうくらい…
綺麗なんだけどぉぉぉ。
ドキドキドキ
なんかさっきから
心臓なりっぱなしだぁ。
「では夢実。行こうか。
お手をどうぞ、お姫様っ。」
と、華麗に手をさしのべられた。
え、こ、これ。
手を取れば良いんだよね…?
「は、はいっ。///」
何か気恥ずかしくて
私は下を向いたまま花園へと
竜都くんと向かった。
