同じクラスだったんだ…。
「五條くんも2年だったんだね。」
「知らないのか?」
「え?」
きょとんとした顔で聞かれた。
「この学校は僕たちの胸についている
校章の色で学年が分かるんだよ。」
と、暉くんが説明してくれた。
「三年が赤
二年が青
一年が黄色だ。」
と、続けて五條くん。
「そぅなんだー。」
それでみんな見分けるんだ。
「どうやら何も学園のことを知らないんだな。
」
「うん。急に決まったからね…。」
「なら、僕たちが教えてあげるよ!」
「え?」
「花園へおいで!」
花園…?
「暉!!!」
「いいだろ?竜都。
こいつは、他とは違う。
竜都も分かってるよね?」
「………………ちっ。」
なんだろ…?