「ごめん、ごめん!!帰ろっ!」

「おう」

私達は歩いて自分達の家の前まで行く。

そして、「また明日!」

って言って別れる。

いつもはこうだった。

でも昨日は私がわがままを言った。

そして、今日もいつも通りではない。

拓哉が私に聞こえないように

「昨日…悪かった…」

ってつぶやいたから。

でも私にそれは聞こえなかった。