「やったやった!!夜中まで頑張っといてよかった!」
「はぁ、マジでお前なにもんだよ?」
半分疲れたような、半分呆れたような蓮夜に聞かれた。
「どこにでもいる平凡な女子高生Aでーす」
「嘘こけアホが」
「なっちゃん、よかったね」
柴犬くん本っっ当に優しいんだな。
なんとこんなよくわからない謎の女にニッコリ笑いかけてくださった。
あたしが巧の優しさに感動し、その可愛さのあまり彼の頭を撫でていると、
「蓮夜、巧。今日は臨時集会を開く。連絡をまわせ」
と龍が指示を出し始めた。
「分かった、俺やる」
巧がケータイを取り出しながらどっか行っちゃうと、あたしは黙って龍を見た。
「夏希……、お前、服は持ってんのか?」
「あ、忘れてた」
