いま巧が龍兄って、
「は……おい龍、「まだ見つかんねぇか」
低い声に、ガタッと音がかぶる。
「……まだだよ」
「龍さんー大丈夫ー?」
「……悪ぃ、取り乱した」
はぁぁ、と龍の深ーい息が聞こえる。
そしてボスンと、ソファに座り込む音……、なぜか、すごく申し訳なかった。
「らしくないですね。あなたは……彼女に相当いれこんでますよね」
「……だな」
「り、龍兄?」
「……なんだ」
「ホントなの……?」
巧の声が、震えてる。
もう、耐え切れない……、
あたしはたまらずドアノブに手をかけた。
その時、
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