歩きながら、考えた。
これからどこ行こう。
……と言いつつ、ほんとは行先は決まってる。
飛龍の、倉庫……だ。
なんというか、気まずいけど、詩音にはいろいろ言わせてもらいたいし、謝んなきゃね。
せっかく落ち着く空間ができかけたというのに、自分から手放すなんてそんな、
馬鹿な真似はしません。
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「なっななななななつ…フガ!!」
「おっけー、I know, I'm Natsuki.
So……Be quiet、おーけい?」
あたしが飛龍の倉庫につくなり、そこにいた翔がテンパッって叫びそうになったので口をふさいぎ、そうささやいた。
バカそうな翔に英語が理解できるとは思えなかったけど、半分白目をむいてコクコクコクコクうなずいてくれた。
そしてあたしたちの周りで唖然としている飛龍の皆を見渡す。
といっても、ほとんどがあたしの捜索かなんかに言ってくれているのか、いない。
それがまた、気まずい。
あたしは、何かいいたげのみんなの視線に、はっと我に返った。
「迷惑かけたことは謝る……今は騒ぐな。
これ、幹部命令」
「「「「「「「はい」」」」」」」
意外にものすごく素直に言うこときいてくれた。
「ありがと」
微笑むと、何人かは顔を赤くしてどっか行き、何人かは満足そうにうなずいた。
