「なにが日本一だ。なんの苦労も知らねーでなにが日本一だ。」
ばかじゃないの。
鼻で笑った。
「てめぇふざけんなよっ!」
起き上がったその男がなにかを叫び、
「「「「「うぉぉっ!!」」」」」
いっせいに男が襲いかかってきた。
順調に二人をしとめ、3人目の攻撃をよけた瞬間、あたしは異変に気づいた。
なんか、戦いにくいと思ったら、
……ナイフ、持ってたんだ。
……めんどくさ。
相手が殺傷道具を持っている。
相手は複数、味方は自分だけ。
この場合の対処法は、昔、習ったことがある。
……よゆー。
「お、ま……族、は」
最後の奴、吹雪の幹部の男が低く、血をはきながら、あたしに尋ねてきた。
「俺、飛龍の幹部。山川夏希。」
