「おい聞いてんのかぁ?!あぁん?!」




ドンッ!





肩をものすごい力で小突かれた。




「いて」





よろけて顔をしかめる。





そこで顔をあげて、はじめて敵の姿を確認した。






……6人。





ただの暇人ヤンキー。





「ギャハハ、だっせぇ、こいつ!」






「つーかマジで男かよぉ?こんの腕、ポッキーだろポッキー!」






いい忘れたけどあたしは男装してる。





「ギャハハハハ、まじだぁ」






すみませんね腕が細くて。





つーか




「触んな」





あたしはパンッとやつの手をぱん振り払った。






するとそいつは一瞬目を見開き、すぐにカッと目を血走らせた。






「てめぇ……やんのか?」





「……別に」





「「「「「「……オォォォォッ!」」」」」」






そして、同時に襲いかかってきた。