「……え?」 再び、時が止まる。 「どういう……こと?」 「もっと言うとこうだな、『人殺しをしたのは俺ら8代目じゃない』」 詩音が、そう言った。 「それって……」 龍たちより前の代の飛龍が、人を……殺した……? 動揺したあたしを見て、みんなが苦しそうに顔を歪めた。 「そ、それ、ホントなの……?」 「ああ」 「なっちゃん、」 巧が不安そうに言ってくる。 「なっちゃん、離れて……行かないで」 「……っ?!」 あたしは面食らった。