「さぁ、お前らに名乗るもんはねぇな」 そう言って、ヤツが掻き分けた、その髪の下に、 「白ピアス……」「吹雪か」 「ちょっと……待ってよどういうこと」 唖然とした。 こいつが言おうとしたことってまさか「人殺」……「し」……? ち、違うよね? あたしは飛龍のみんなの顔を見る。 青い顔、怒った顔、そろってあたしを……見ていた。 「分かっただろ、図星なんだよ」 男は、あたしに向かってニヤッとした。