だけど今はどうでもいい。
「……仲間に手ぇだしてんじゃねぇよ。」
連夜の目から、一筋の涙がこぼれた。
どっからきた涙かは知らないし知りたくもない。
あたしは連夜の胸から足をおろした。
チラッと踊り場に目をやると、詩音と巧……それに龍が驚いた顔してあたしたちを見ていた。
龍も見てたのかよ。
そして、誰も動こうとせず、誰も喋ろうとせず、
長い沈黙が訪れた。
大っ嫌いな沈黙のなかでだんだん冷めてくるあたしの頭。
うん……なんかあたし……やっちゃったな。
大の字のまま眉をひそめて天井を睨む連夜をチラッとみて、
ヤバイなと思った。
「……帰るわ」
