それだけで認めてもらえるもんなんだなー?
あたしが言うと、龍はクスクス笑っていた。
「なに?」
「翔は今年から入ってきた、幹部候補だ。
あいつらの中では一番強い。」
「ま……マジで……?」
あんな……言っちゃわるいけど弱いやつが……?
「ん?」
いきなり黙りこんだあたしをのぞきこむ龍。
「……飛龍って……飛龍って、実は、」
ものすっっっごく、弱い?
そういえば光輝なんて言ってたっけ?
……関東3位だっけ?
「なんだ?」
「いっいいいいやっなんでもないっ!
それよりはやく乗ろっ!」
あたしはまだ50メートルぐらい先にある龍のバイクにむかってダッシュした。
「おいっ」
