「最後の……」 青い顔であたしを見上げた。 「ん?」 最後の? え、説明すればいいの? 「右膝に蹴りと左から鳩尾同時にからの肘打ち」 「お前……すげぇな……なんも……早すぎて見えなかっ……た、」 「……どうも……」 そんな弱々しいほほえみ顔で誉められても素直に喜んでいいのか分かんない。 「翔!翔っ!大丈夫かっ?!」 「俊介……」 きた、謎の青春。 俊介と翔が二人並ぶと青春ドラマがはじまる。 あたし邪魔ものだから帰ろ。 そう考えて階段に足をのばしたとき。