「いたいよー」
その声にハッとしてみると、巧が頭をおさえながらウルウルしていた。
かっ……かっ……
「可愛い……」
「あん?!」
「巧ーっ」
あたしは、母性本能に負けた。
勝てるわけない。
あたしは巧に近づいて巧の胸を小突いた。
「もーっ!巧可愛すぎだバカヤロー!」
「うわっ?!」
巧がビクッと体を震わせた。
うわ……こんな……こんな柴犬みたいな仕草されたら、……あああっ!
「どこいたいの?ここ??」
ききながら巧の頭をさすると、巧は「んん。」とかいいながら
「なっちゃんもっと撫でて?」
とか言ってきた。
