「なっ……なにをっ」
「うぉ、亮平がおされてやがるな」
「な、なっちゃんすげーな」
「うっうるさいです!」
もっと赤くなって連夜と巧にイーと突っかかる亮平が、ますます面白い。
「亮平可愛いー」
「……っ」
「アハハ、誉められるとダメなんだ?」
SなのかMなのか分からん男だなー。
あたしは亮平にちょっと近づくと、亮平はザザッと後退した。
「ちちちちち近づかないでください!!」
「なっちゃん、亮平って、ちょっとだけ女嫌いなんだよ。
勘弁して?」
巧が苦笑いしながらあたしを引き戻す。
「女嫌い……」
「そう」
「ぼ、僕もう行きます!!」
亮平は屋上から出ていってしまった。
女嫌い……。
ううう、いまさらあいつらの事思い出したってどうしようもないっつーの!
あたしは頭をふって意識を戻す。
っていうか今さらだけど、屋上の扉がなくて申し訳なく思う。
