ヤンキーガール×ヤンキーボーイ

「なっちゃん、教科書持ってる?」





「いや、まだ買ってないんだよね」




どっこいしょ、と荷物を机にのせる。



両隣男子とかなんか面倒だから席は巧の左隣の窓際をえらんだ。





「じゃあ俺のみてよっ!」






にこ、と微笑む巧。






もう素直に巧の笑顔を天使スマイルに思えません……。






「ありがとう」





微笑み返すこの顔もぎこちなくなっちゃうのは人間の性だよ……。






その時だった。







「柴田あああっ!!」






ガーン!






教室の扉がすごい勢いで開いて目立つ金髪が入ってきた。






とたんに教室がザワザワする。






「うわぁ、特攻隊長だ……」



「かっこいい……」




「何の用だろう?」





「関わんないほうがいい」




「連夜さーん!」







遠巻きに興奮するクラスメートをみて、





おー……連夜だ。あいつもモテんだなー、





なんてくんだらないこと考える。






なにしにきたんだろ?