沈黙が流れたが
私から話を切り出した。




「浩さんに伝えたいことがあります。今まで何回も助けてくれてありがとう。傍にいてくれてありがとう。ほんとにありがとうございました。」




と。





そして




「優しい浩さんのこと…憧れでした。彼女さんとお幸せに!仕事頑張ってください!」




と。




気持ちは伝えることができなかった。




どうしても言えなかった。




浩さんは黙って聞いててくれた。



そして



「ありがとな…。頑張るから夏佳も頑張れよ?無理する前に誰かに頼れ。」




そう言って
ボタン受けとれ!



と第2ボタンをくれた。




嬉しくて嬉しくて
最後まで優しい浩さんが
さらに好きになった。




そのあとはみんなの邪魔になりたくないから
私は帰ることにした。