【side:繭璃】
とりあえず帰宅、家のベットに転がる。
やたら柔らかくて、身体が沈んだ。
それにしても。
どうしよう、頬の緩みが止まらない。
「もらっちゃった、連絡先…!」
言葉にできない嬉しさが込み上げてくる。
でも、よく考えてみれば。
「良かったのかしら? これ」
人に、話せないようなことなんじゃ。
でも、やっぱり、してみようか。
先生に、メール。
迷惑だったらごめんなさい…!