魔女の願い【短編】





「でしゃばっちゃだめ。


私は二度と輝く事は、許されないから」


ーーーギュッ…


そこまでいうと抱きしめられた。


「魔女。よく聞いてくれる?

人生
自分の物語はね。自分が主人公なの。

だから。脇役のヤツなんて、1人もいないんだから。」



…なにを言ってるの?


「あんたはもう十分泣いたはずだよ。
苦しんだはず。

もういいんだよ。

声を出して、大声で泣きじゃくっていいんだよ?

今ここに、邪魔をする人なんて居ないんだから。」


「…っ、うっ……うわぁぁぁぁぁぁんっ!」


私は泣いた。

初めて泣いた。





初めて、人がこんなにもあったかいんだって知ったよ。