「あのな、ゆか 俺の家は、まあ一言で言うとお金持ちって感じなんだよ」 なんとなくだけど分かっていた。 紗南さんの家といい、さっきのボディーガードといい… 「で、ゆかには無縁かもしれないけど俺には婚約者っていう奴がいるんだよ」 「それって紗南さん?」 「…ああそう紗南。」 そっか、そうだよね。 あんな綺麗な人だもんね。 お似合いだよね。 「ゆか?何考えてる?」 私がどんな顔していたのかはわからかいけど、 京平は私の顔を心配そうにのぞき込んだ。 「ううん、なんでもないよ。続けて?」