空side
「好きなんだ…笹倉のことが………。」
なんだよ。告白か?こんな所ですんなよな。
はぁぁ…
こっちはねみぃーってのに。
ん?てか。笹倉って言ったな。
笹倉って笹倉凛か?
悪いけどちょっと覗いてみたら。
中山陵と予想通りの笹倉凛がいた。
まじかよ…まぁ、凛はモテるしな。
しょうがねぇか。
てか、相手は陵かよ。
陵は俺の親友っぽいやつ。
「ってか、あいつ凛の事好きなのかよ。」
あ。言い忘れてたけど、凛と俺はいとこ。
俺は昔っから、凛が好き。
だけど、あいつはそんなことみじんも知らねーだろうな。
《うん。わかった。バイバイ!》
お。終わったみてぇだな。
やっと寝れる。
だけど、凛だけが残っていて。
なんで、残ってんだ?
チャイムなんのキーンコーンカーンコーン
ほらみたことか。
一瞬、動こうとしたが、寝転がった。
はぁぁぁあ!?

