《月夜side》


冷音は俺の肩に凭れると、眠りについた


俺は冷音の髪を梳くように撫でる


冷音は猫のように顔をスりスリしてくる


ほんとに、可愛い奴……


俺は寝てる冷音の唇にキスをした


唇を離すと、冷音の頬に冷たい涙がつたっているのに気づいた


冷音……、お前はまだ、雷斗とか言う奴の事を想って


泣いてるのか……?