**吸血鬼と暴走族**[完]



私は一呼吸置くと、目をつぶり、あの日を思い出す













冷『…………。』


私の口の周りは血で汚れ、その近くに倒れ、虫の息の人間はジッと私の瞳を見る


冷『………何だ人間。


死ぬのが怖いか……?』


男はフッと笑うと、何の感情の読み取れない瞳をする


男『……血に染まる 我の身見るわ その瞳 その瞳(め)写るは 常世の闇か。』


冷『…………。』


男『お前は一生、自分と言う鎖に縛られ、呪われ、生きていくのだな。


………哀れなり。』


……それだけ言うと、ゆっくり息を引き取った