〈先輩の気持ち2〉


俺は最近、美希が疲れているように見える。


ちゃんと夜は寝れているのか…


俺が心配の原因か…




俺は中学の頃からの親友の侑隼に相談した。



「俺…、なんかの病気なんだ…。でも、俺の彼女も母親も誰も言ってこない。俺は死ぬのか…」


「きっと、お前の彼女も母ちゃんも言って来ないのはそんな理由じゃないんじゃね?死ぬなんて、思うわけねぇじゃん。つぅか、お前は死なねぇよ。」


口は悪いけど、この言葉がどんなに力になったか…


「侑隼は…もし、俺みたいな状況で彼女がいたらどうする?」



俺は前から相談していた。彼女と最近なんかおかしいと。



何だかはわからない。


でも、なにか前と違う。



「俺だったら別れる。彼女には心配かけたくない。」


そうだよな…



「俺は死ぬかもしれない。俺が死んだら美希は悲しむだろう…。そんだったら別れて、違う男と幸せになってもらいたい。」


「でもょ、お前は死なねぇから!ただ、彼女に心配させるかどうかじゃね?」


「そうだよな…」